湘友会会報 NO.41 平成11年版 | 1999/06/01 発行 |
99年度湘友会総会のご案内 |
99年度湘友会総会のご案内 | 41-01 |
日時 平成11年6月26日(土)
受付:10時00分
開会:10時30分
場所 湘南高校
湘南会館(総会・アトラクション)
清明会館食堂(懇親会)
会費 懇親会費として3000円
当日会場受付で
総会へ大勢のお出かけをお待ちしております。
総会では会務、会計、監査などの報告と議事その他が行われます。総会に続くアトラク ションは、「健康スポーツ医学」と題して29回生の中嶋寛之君の講演です。なお、当日は 湘友会名簿、記念ビデオ、記念テレカなども販売します。お近くの同期生、先輩後輩など とお誘いあわせてどうぞお出かけください。建替えられた近代校舎の所々に、学生時代の 面影を見つけてみるのも楽しいものです。
西暦年号に合わせて卒業年次の末尾1桁の会員が総会運営に協力して、輪番制で総会運 営が行われるようになってから、今年で4回目になりました。今年は9の年です。9回生・ 19回生はご高齢でしょうが、29回、39回、49回の方々が張り切って企画してくださいま した。運営の方法も毎年引き継がれて蓄積され、準備もだいぶスムーズに行われるように なりました。
総会の受付は、湘友会館(多目的ホール)入口ホールに置かれますが、ここでは湘友会T シャツや記念ビデオ・テレカなど湘南グッズも販売されます。この販売や、受付事務など は、49回生と定時制・通信制の会員が担当します。
今年は29回生の企画により、総会後のアトラクションとして健康スポーツ医学に関する 講演が用意されました。老いも若きも健康への関心が高まる昨今、この講演には大変興味 をそそられます。
続いて、会場を清明会館の食堂に移して懇親会が開かれます。予め会場受付の際に会費 3000円を払って申込んでください。食堂は、庭に半円形にせり出したしゃれた小ホール、 懇親会を取り仕切ってくれるのは39回生です。立食パーティーで、年齢を超えた楽しい語 らいの場になるのは間違いなさそう。参加者が多くなればなるほど楽しくなります。
頭が良くても床に伏していたのでは良い仕事はできない 長生きしても健康でなければ人生は楽しめない スポーツは健康づくりの手段でもある だからといって無理やりに運動をすれば良いという訳でもない 性、年齢、体質に合ったスポーツ活動を選択することが大切だ 今回は、日本のスポーツ医学の先駆者で、数次にわたり日本オリンピック選手団のチー ムドクターを務めたその道の権威、中嶋寛之東大名誉教授(29回生)が、「スポーツと健康」 と題して講演する。老い(?)も若きもきたれ。人生を楽しく送る秘訣を知る千載一遇のチ ャンスを聞き逃すことのないように。 <講演の内容>
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一昨年より湘友会の会則が変わったことはご承知の事と思いますが、新会則の目玉が、 総会運営への輪番参加と十年会費です。従来の会則では、年会費百円と定めてあったもの の、適当な方法が見当たらず徴収ができずにおりましたが、新会則により西暦年号末尾と 一致する年次が、輪番で行事運営に当たるとともに、十年会費5000円を納めるシステムに なりました。今年は1999年ですから9の付く卒業年次の方々の順番です。卒業後10年未 満と65歳以上の会員はこの対象から外しております。該当する年次の会員には郵便振替用 紙を同封させていただいていますので、よろしくお願い申し上げます。
3万人を超える会員に向けての会報発行や郵送費だけで年間数百万円にものぼり、会の 健全財政を維持する上で苦しい状況にあります。この点充分にご理解をいただき、ぜひと もご協力をお願いする次第です。(十年に一度の5000円会費は、年当たりでは500円です。 どうかよろしく)
また、入会金についても従来の2000円から5000円への値上げが決定されております。
われらが母校も、あと2年後(2001年)に創立80周年を迎えます。これを記念して 湘友会名簿2001年版発行を計画しております。(現在の名簿は1996年版) 学年同窓会やクラブOB会では名簿の加除訂正をしておいてください。
又個人でも、住所や姓の変わった方は湘友会事務所へお知らせください。 連絡は、電話ではなく、はがきでお願いいたします。
〒251-0053 藤沢市本町3-1-3 湘南ビル301
湘友会 名簿訂正担当 宛
訂正締切りは、来年の2000年総会時までとします。
なお、紛らわしい名を語る名簿業者の勧誘に、ご注意ください。
21世紀を前にさらに活性化を 会長 杉山 巌 | 41-02 |
森敬教授(26回生故人、前号湘南紳士録掲載)発明の人工太陽ひまわりが、森夫人から 教育の一助にと無償貸与されることになり、設置の費用は元湘友会長の天野武一氏のご遺 族からの寄付をもって当て、年末に工事が完了した。後輩諸君が、先輩の先見性と熱意に 触発され、実験し考策して両家のご厚意に応えるような努力をすることを希望するもので ある。
平成6年の改善委員会の結論に基づいて、組織・情報・財務の3部会が発足し活動を続 けてきた。年次別に責任をもって総会の催し事の立案、会費徴収、名簿発行を行い、学年 会、支部会も盛んになってきて事務所を持つに至ったが、財政の確立、情報の管理提供、 各種会合の能率化等問題点も残されている。母校の創立80周年と21世紀を目前にして、 本会の機構運営に更なる工夫と検討を加え、新世紀に向けて前進したいものである。その ためには、会員諸君の多くが総会に参加していただき、そこで邂逅する昔の知己と語らい、 クラス会、学年会、支部会へと湘友会の輪が広がっていくことを期待してやまない。
清明ここに桜花爛漫 湘南高校校長 田村應和 | 41-03 |
時は移り、「さくらはすっかり葉桜となりて月夜」など、山頭火ならずとも初夏の風情は また格別です。昨年は、初夏6月に湘友会総会が開催され、同月に27期、また8月には鎌 倉、9月には藤沢、定時制、横浜、そして10月には20期、11月は通信制、茅ヶ崎など同 期会や支部の集いを通して、たくさんの卒業生たちと楽しい交流ができました。季節の移 ろいを私自身、湘友会の集いとともに感じ取った1年でした。今年もまた「おもひでが そ れからそれへ酒のこぼれて」と山頭火風に飲みながら青春時代を回顧する湘友会の皆さん の母校愛に触れたいと思います。
湘南高校NOW | 41-04 |
湘南高校の教育理念である「文武両道」は、現在でも伝統として受け継がれています。学
習・部活動・学校行事の三つがバランスよく行われ、生徒諸君はこれらに全力で取り組み、
青春を謳歌しています。それらのうち、全日制で現在行われている学校行事についてご紹
介しましょう。昔のままの形式で行われているものや、かなり様変わりしているものなど
いろいろです。
なお、( )の日程は今年度に予定されている開催日です。
陸上記録会(4月22日)
対組競技の第1種目として開催されます。ここ数年は、Jリーグベルマーレ平塚のホー
ムグランドでもある平塚陸上競技場で行われています。大部分の大会記録は1980年代後半
以後に生まれたものですが、中には30年近くも破られていないものもあります。
浦高戦(5月12日)
埼玉県立浦和高校との間の定期戦は、40年以上にわたって行われています。その前日に
は、選手を励まし送り出す推載式も行われます。1年ごとに互いに相手校を訪れる形式は
昔と同じですが、運動部だけでなく、一般生徒のスポーツ試合や室内ゲームの結果も正式
な得点に加えられるのが以前とは異なっています。浦和高校は依然として男子校ですので、
男子生徒の割合が年々低下している我が校にとって不利な条件があり、残念ながら近年は
負けが込んでおります。
文化祭(6月19・20日)
全・定・通が合同で行う唯一の行事で、多くの外来者が本校を訪れます。展示や演奏な
ど、文化部の活動発表が中心であることは昔と同じですが、学級や有志の参加が次第に増
えてきているようです。このため模擬店やレクリェーション的な演出の出し物が多くなっ
てきました。
合唱コンクール(7月13日)
生徒諸君が特に熱心に取り組む行事の一つで、近年は相模大野グリーンホールや茅ヶ崎
文化会館でクラス対抗で行われています。OBのプロの音楽家の先生方を審査員に、自由曲
と課題曲によって競われます。なお、残念ながら座席数の都合で、一般のご来場はお断り
しております。
体育祭(9月23日)
湘南高生にとって最大の行事で、祝日又は日曜日に本校グラウンドで行われ、多くの卒
業生や保護者の方々が観戦します。競技・仮装・バックボードが採点の対象になりますが、
その比率は2:2:1で、仮装の準備や練習に生徒諸君は非常に力を注ぎ、その過熱ぶりが
心配されるほど(?)です。色別対抗(1〜3年の同番号クラスが同じ色となる)で行われ、
上級生が下級生を指導するのが昔からの伝統です。
修学旅行(10月19〜23日)
2年生の秋に4泊5日または3泊4日で行われています。行先は、年度によって異なり
ますが、近年は東北・北海道方面または関西方面が多いようです。昔に比べて、生徒諸君
の班別自主行動の占める割合が高い旅行になってきており、それだけに事前の準備が重要
です。
駅伝大会(11月17〜19日のいずれか)
対組競技の最後の種目として、湘南高校近辺の道路で行われます。春の陸上記録会では
なかなか勝てなかった1年生のクラスも、この時期になると上位に入ることが多くなるよ
うです。駅伝のコースは、おおむね昔のコースと同様ですが、車の往来が激しくなったた
め、運営に当たる職員や生徒は、選手の安全を確保するために苦心しています。
予餞会(3月上旬?)
卒業していく3年生を送り出すための行事で、近年は卒業式の前日に行われることが多
いようです。体育館で、演奏や寸劇などが演じられます。昔の一時期に比べて落ち着いた
内容のものが多くなってきているようです。
対組競技(5〜11月の放課後など)
男女ともクラス対抗で行われ、陸上・バスケット・バレー・サッカー・バドミントン・
テニス・卓球など多くの種目があります。前述の陸上・駅伝以外は、平日の放課後に試合
が組まれ、上位クラスは表彰されます。
全日制には、この他にも多くの行事があります。また、定時制・通信制独自の行事も紹 介したかったのですが、紙面の都合で省略させていただきました。ご了承ください。
(校内幹事・長澤郁夫 49回生)
支部だより | 41-05 |
掲載順は、原稿到着順です
藤沢支部
平成10年藤沢支部夏の集いは、9月5日(土)藤沢市民会館にて総会の後、36回生真木千
重子さんのソプラノ独唱を聞きました。参加者120名は、しばし彼女の感情豊かな日本歌
曲、イタリア・ドイツ歌曲に酔いしれたのです。その後、パーティーに移り、最後は恒例
のビンゴゲームを行い、又来年の再開を約束して散会しました。
今年は、8月28日(土)、藤沢グランドホテルにて、室内楽と食べ放題・飲み放題の企画
です。室内楽は「題名のない音楽会」でおなじみの45回生の諸橋(旧姓後藤)恵子さん率いる
弦楽部OBです。藤沢在住の方はもちろん、他市の会員の参加も大歓迎です。
なお、当支部のホームページが開設されてます。
URL//www.geocities.co.jp/Berkeley//2338
お開きになって下さい。お楽しみに。 (宮代昭子)
茅ヶ崎支部
平成10年11月23日、例年通り幹事の綿密な準備により、阿部浅で総会が開かれた。亀
井支部長、来賓の杉山会長、田村校長、添田参与の挨拶のあと議事。記念講演は尾島政雄
君(26回・元中央公論編集主幹)が、白秋の文業を細かに紹介、作曲家の山田耕筰氏令息(茅
ヶ崎市在住)にも触れ、1時間の講演に引き込まれた。懇親会は3回生の中村君、8回生の
森君らを中心に賑やかに展開。プロの男女のマジックショーのアトラクションもあって、
大いに盛り上がった。 (添田)
横浜湘友会
平成10年9月29日(火)午後6時より新装なった相鉄グループの横浜ベイ・シェラトンホ
テル&タワーズにて第9回横浜湘友会を開催。ゲストに田村校長、加藤校内幹事長(43回
生)、亀井衆院議員(34回生)、番場県会議長(34回生)、澤田横須賀市長(27回生)、廣井湘
北支部長等々多彩な顔ぶれを迎え、公務多忙の中を岡崎知事(27回生)も出席。恒例の鍛純
子さん(39回生)の司会のもと星野支部長(27回生)の挨拶に始まり、岡崎君や亀井君の近況
報告、さらに田村校長、添田先輩(7回生)より母校の様子や湘友会の報告があり。今年は
東京湘南有志会より15名の応援参加があり、常連や新顔104名の会員が思い出話や商談に
花を咲かせ、賑やかに懇親のひとときを過ごした。最後に、杉山湘友会長のエールにて校
歌斉唱、来年の再会を約して散会。 (片岡 正)
鎌倉支部
鎌倉支部は逗子・葉山を含めて活動しており、平成5年以来久々の総会を平成10年8月
1日(土)鎌倉芸術館で開き、出席者は120名を越えた。大江副支部長の開会の辞に始まり、
蔵並支部長、杉山湘友会長、田村校長の挨拶があり、恩師の小山、斎藤、春原、二宮、畠
山、武藤先生等を代表して沢先生の挨拶があった。山内静夫さんの乾杯音頭で懇談に入り、
杉野啓一さん紹介のトロピカルサウンズによるハワイアンの賑やかな演奏を交え、野球部
全国優勝の斎藤(岡本)英二君、逗子・葉山代表の山本淳正君、女性代表の米原康代さん、ミ
ャンマー大使を勤めた山口洋一君、鎌倉市長竹内謙君、通信制教頭岩田茂利夫君、事務局
長林弘明君等から同窓の言葉があった。懐かしい「青春の歌」や校歌を合唱し、恩師への
記念品や湘友会への寄付などを贈呈し、福元副支部長の閉会の辞で散会した。
なお、毎年春に幹事会を開催しており、過去・現在の鎌倉・逗子・葉山に在住・在勤の方
なら誰でも出席できますので、ぜひ参加下さい。 (内海恒雄)
事務局 電話03-3595-1539 (株)ハート財産パートナーズ 林弘明まで
西日本支部
平成10年11月28日、第7回支部総会が例年通り大阪市内の福屋(35回鈴木康正経営)
で開催された。会員39名、オブザーバー2名、本部の沢参与、東京からの斉藤明君(35回)
の計43名が出席。井上篤太郎支部長(30回)の挨拶、当支部最長老の菅井勇蔵氏(12回)の
発声による乾杯。各会員の自己紹介・近況報告、沢参与の湘友会・母校の現況報告に全員
耳を傾け、盃を傾け、そして宴たけなわへ。出席者全員のリクエストで菅井氏の臨時講演
もあって、大いに盛り上がり、全員18歳に戻って懐かしい話に花が咲いた。今回は、30
回の石川(蟹江)のり子・橋本(河原)幸枝、46回公文(岩沢)直美、57回小野寺(岸本)直子の
4名もの女性が参加され、超もてもて。来年も開催することを決め、名残を惜しみつつ、
再会を約しつつ、5時間の総会は閉会となった。 (鈴木康正)
今年の西日本支部総会
日時 平成11年11月27日(土) 午後4時
会場 福屋 大阪市北区西天満4-1-11
TEL 06-6343-7686
会費 7,000円
平塚支部
平成10年12月5日(土)、雨をおかして藤沢から飯島(26回)、大和から斉藤謹(26回)、大
磯から鈴木総(22回)・新市長の片野(25回)・添田(26回)、二宮から清水(24回)・斉藤宗、
川崎から河野鉄、女性は藤沢から栗田さん(28回)、茅ヶ崎から菊地さん(28回)、それと鈴
木忠先生で、計70名が参集。細谷会長の挨拶、宮代副会長の経過報告の後、細谷会長から
始まったカラオケの競演は、女性軍が彩りを添えた。 (添田)
学年会だより | 41-06 |
7回生 湘七会
7回生の湘七会第19回定例会が藤沢の「にはや」で開かれ、15名が集まった。うち、5
名が杖を用いていた。池田君の提案で米寿までは元気で集まろうと申し合わせ、毎回の外
山君の厚意や、金井君手製の紅白の大福餅それに長寿を祈って近江堂の菓子折をさげて機
嫌良く散会した。 (添田)
8回生
平成10年5月12日(火)、昭和8年旧制中学卒業生の卒業65周年同期会を同期簑島君
経営の国府津館にて開催致しました。さすがに、83才の高齢ともなり、体力、健康の面か
ら参加不可能の人も多くなりましたが、懐旧止みがたき人達11名が参集し、多数の物故者
の冥福を祈り、お互いの長寿を祝し合いつつ、後藤虎雄君の音頭で杯をあげ、館主簑島君
の好意による新鮮な魚料理に舌つづみをうちながら、プール、校庭作り、校歌の完成等回
顧談に始まり、不参加者の動静等々談尽きず、予定時間を過ごし、校歌合唱し母校の発展
を祈り、万歳三唱し解散しました。 (簑島清夫)
9回生 からす森会
平成10年6月10日(水)、藤沢の「若狭」に16名が集って定例会。開会に先立ち、稲葉
君の帝銀事件にまつわる労作「疑惑」と「疑惑α」が全員に配布され、北条早雲の血を引
き継ぐ北条君の「秀吉の宣戦布告状」が紹介された。平塚で料亭を営む水島忠彦君が日本
料理の原点は「旬・鮮・加」にあるとし、関東・関西、懐石・会席・精進・普茶・卓袱の
別を平明に解説してくれた。自己紹介は互いに体をいたわり合う暖かい内容であった。 (添田)
10回生 実快生の会
鎌倉地区幹事の出縄君が熱心に資料整理をして案内し、平成10年5月15日(金)、14名
が鎌倉の銀座アスターに集まった。来賓として、添田が出席。80歳を越え、乾杯の音頭を
とった田中も膝を痛めている。当然幹事となるべき落合君も療養中で欠席。八星幹事と出
縄幹事、それに尾上、八木両君が元気。珍しく出席の長谷川君が、1月に夫人に先立たれ
て不自由と自己紹介。次の幹事の牧野君、神戸から出席してくれた三觜君も
この会の後病死。 (添田)
11回生
平成10年11月11日(水)午後、定例総会が藤沢産業会館で催された。集まる者18名と
来賓2名。米寿を迎えられた春原主任に記念品を贈呈。乾杯のあと懇談会に入る。11回を
ここまで熱心に運営してきた伊藤公雄君が眼を患い姿が見えないのが寂しい。海兵から真
珠湾奇襲に突入寸前に艇の故障で命を取りとめた八巻君の生々しい体験も披露された。添
田が、湘南の校名の由来を話し、閉会となった。 (添田)
13回生
梅雨の未だあけやらず時折は激しい雨が降る平成10年6月14日(日)、第13回湘友会の
22名が、昨年と同じく大船好養に集った。卒業後満60年の歳月を省みれば感慨ひとしお
であったが、それぞれの近況と昔語りに懐かしさがあふれ、恩師春原先生の赴任時のお話
や札幌の友人の手紙は時間と空間を越えた世界に我々を誘った。雲雀がしきりにあがった
麦畑、夕焼け雲の下の富士、亡き友と球を追ったグランド、湘南の昔の想い出にひたりなが
ら、来年の再会を約して散会した。 (松本勝周)
14回生
野中幹事の熱心な資料集めの準備で、今年も22名の参加を得て、平成10年10月4日(土)
横浜駅シアルで総会を催した。来賓の春原、添田両先生の挨拶の後、懇談会に入る。写真
は例年通り浅生君の受持ち、常連の多い中で顔の降旗(旧姓大田)君が自己紹介。続いて福
地君が、多くの友人が既に第2の人生を楽しんでいる中で、現役で意欲的に新問題にチャ
レンジと報告。村上君は、いまだに週2回の短大出講、趣味の絵が二科会入選したとのこ
と。 (添田)
16回生
今年の同期会は、東京組が当番で、第一ホテルで開催。平成11年3月25日(木)、恩師
春原先生を戴いて32名の参加。「震災っ子」も齢を重ねて76年、今後益々健康管理に心す
べき年柄、幸いにも同期の畏友の藤井正道聖マリアンナ医大名誉教授の「老人医療心得」
についての貴重な講話を伺う。同期の我々より一回りも年輩の春原先生はお変わりなく、
お元気な春原節のご挨拶に、会場は一気に雲雀ヶ丘の眉若き時代にタイムスリップ。早春
の昼下がり、回顧談、互いの近況報告、果ては現代社会・政治への頂門の一針等々、談笑は
尽きなかったが、一同来春の再会(藤沢組当番)を期し、我が同期会自慢の定番「16回生
名簿99年版」を夫々お土産に解散。 (山口眞平)
18回生
平成10年9月26日(土)藤沢地区在住者が幹事となり、母校の清明会館で総会。69名
の会員の他に来賓として春原先生、添田先生がご出席。12時の開会に先立ち春原先生のご
案内の下、一同で校内を見学。往時とは比べようもない立派な校舎に感慨もひとしお。校
舎をバックにしての記念写真撮影後、鏑木君の司会により安藤君の挨拶に始まり、今は亡き
恩師、学友の冥福を祈って黙祷を捧げた後、春原先生、添田先生のお話を伺う。一同乾杯
のあと、当日のアトラクションとして鏑木君作曲のかの有名な「銀座の恋の物語」(因みに
銀恋の碑は有楽町の数寄屋橋公園に建てられています)を同期の赤羽根、宮田両君が男性
パートのソロを受け持ち、女性パートは湘友会の紅三点、28回生の堀田さん、栗田さん、
36回生の赤地さんがゲスト出演、バックのコーラスは藤沢在住の有志が参加して合唱。引
き続いて同期の本間君作詞、鏑木君作曲の「湘中懐古の賦」を合唱して会を多いに盛り上
げ、懇談会に移る。「湘南健児の歌」「五丈原頭」等の懐かしい歌のテープの流れる中、楽
しい一刻を過ごした。最後に安藤幹事より湘友会に5万円を寄付することが報告されたあ
と、鏑木君の指揮で校歌を斉唱して散会した。 (中島)
21回・22回生
平成10年11月14日(土)万年幹事だった永野長生君が亡くなり、江ノ島恵比寿屋での
時間無制限の同期会(ゑびす会)ができなくなったので、今までのゑびす会を発展的に解
散し、全同期生に呼びかけて第1回(?)同期会を母校・清明会館で開催。
佐世保・広島・京都・奈良・小牧等遠方よりの者を含め参加者66名(内来賓2名)。新
校舎見学後、会館2階で八木君の司会により経過説明、物故者に黙祷を捧げ、来賓挨拶。
集合写真撮影後1階食堂にて、大江輝一君の乾杯で懇談会開始。卒業以来53年ぶりの参加
者もいて大いに盛り上がった。次回幹事の茅ケ崎・平塚以西組を紹介し2時半頃散会、後は
グループ毎に2次会へ…。
尚、本年(平成11年)は9月28日(火)に西島桂吉君(旧姓田中)経営の箱根湯本・
パークス吉野で一泊の会を予定しております。21回・22回の諸兄多数のご出席をお待ち致
しております。 (鳥山 明)
23・24回生 二三四同期会
10月24日(土)清明会館での総会に先立って撮影。四国から中谷健君始め、荒木、森
(悟)、月岡君らの珍しい顔もみえて70名。添田・石井先生が参会。鳥山幹事司会で賑やか
な懇親会が進行。入院加療中の代表の諏訪幸男君に、回復を願う寄せ書きを贈ったが、そ
の効なく、本年永眠された。 (添田)
25回生
平成10年11月13日夕刻から藤沢地区の田中孝幹事らの運営で藤沢グランドホテルで総
会が開かれた。来賓に88歳の金子・春原先生、鈴木忠・添田・斎藤先生。現在は実業界で
活躍中の細谷実先生も出席された。夫人3名を含めて71名が出席。グランドホテルの部屋
がいっぱいになった。幹事の一人岡部君は、県庁で年末手当の交渉中で欠席した。高田・
末吉・登石君らの珍しい顔もみえた。来年度幹事の東京勢が壇上から挨拶した。現地まで
行って修行したという海部君らのタンゴが披露されて拍手を浴びた。 (添田)
29回 旧21組
平成11年3月21日春分の日、氷雨の中を平塚の松鱗亭に18名が集まり、添田担任を囲
んで2年ぶりの懇談。明石・松田君と村田久子さんが幹事で、行き届いた準備。フランス
渡航前の多忙の中を参加の新田(本多)さん。久しぶりに水口君が4代目の家業運営の難し
さ、脳梗塞の克服等を手振りを交えて報告。オーストリア生活通算20年の丸山君が、帰国
1年半でやっと日本の生活に馴れた近況を紹介。自己紹介はいつまでも続く。2年前の病気
で脚が弱った担任の添田も、米寿まで生きたいと語る。 (添田)
30回生
平成10年11月14日(土)、第8回同期会(於クリスタルホテル藤沢)が恩師9名のご
出席のもと、同期91名が参集し、この1年間に死去した同期3名のご冥福を祈る黙祷を行
った後開催された。今回は40数年前の相撲部・水泳部の隠された思い出話が披露された。
又、余興として同期の米山君の率いるハワイアンバンドの演奏では一層盛り上がり、最後
に校歌、青春の歌等を声高らかに斉唱し、本年は11月20日(土)に開催を約して散会した。 (遠藤明夫)
32回生
平成10年10月17日(土)12時半から横浜東急ホテルで第6回目の32回生同窓会を開催。
今回は60歳を迎える節目の時期にあたり、今までの夫々の歩みを語り、過ぎし時代を顧み
ること、そして新たな門出を語り合うことがテーマ。恩師の添田、春原、雨宮の諸先生を
お迎えし、110名の同期性が参集し賑やかなパーティーとなった。会場には、終始同期生
を主メンバーとするバンドの演奏するハワイアンやなつかしのメロディが流れ、雰囲気が
盛り上がった。次の同期会は2年後開催することにし幹事を決め、同期会会計の中から湘
友会に10万円を寄付することを決めて散会。 (隈本光太郎)
36回生
平成11年2月27日(水)、36期の同窓会が横浜中華街華正楼で行われた。細谷先生(32
組担任)、石井先生(35組担任)、雨宮先生(化学担当)の3先生をお迎えして78名の参加で
あった。最初に亡くなられた担任の先生方、同窓物故者の冥福を祈って黙祷をささげてか
ら、賑やかな歓談が続き、校歌斉唱のあと、2次会へと繰り出して、38年前の少年少女に
戻った一夕であった。 (菅 孝能)
いろいろ湘友会 | 41-07 |
平成10年12月21日、国際文化会館(東京・六本木)にて、湘友建築会設立総会が開催さ れた。
湘友建築会とは、当日初代会長に選任された池田武邦氏(16回生)の提案を受け、数名の 発起人により設立にこぎつけたものである。会員の資格は、原則として大学の建築系学科 を卒業した者とするが、それ以外であっても建築関係の仕事についている湘友会生で会へ の参加を希望する人も該当者とし、現時点では約300名に達している。
会の主旨の要点を二つ記すと、以下のようになろう。
一つは、一口に建築分野と言っても細分化が進み、携わっている分野別の交流は盛んで あり、また出身大学別のつながりも保たれているが、分野や出身大学を横断した交流は案 外希薄なことがある。ことに世代を横断したかたちの交流の機会は極めて少ない。高校の 同窓生のネットワークを持つことは有用と考えられる。
もう一つは、建築の分野においても、地方性(ローカリティ)をどう考えるかというこ とが日毎に重みを増している実情を挙げられよう。自ら育ち、学んだ湘南を、一つの地方 ととして見直してみることは、日常の仕事の場面で役立ち、また活動範囲の最高のきっか けになることが強く期待される。総会当日は、年末でありながら出席者は64名。予想をは るかに上回る参加者があり、加えて極めて幅広い世代に渡ったことは、会の主旨に鑑みて、 非常に意義深いものであった。夕方6時に立食形式で始められた会合は、池田会長の挨拶、 幹事長に選任された仙田満氏(35回生)の今後の活動提案などがあり、談笑が続き、夜の更 けゆくを知らぬほどの盛況を呈する内に散会となった。
今後の活動は具体的には未定だが、年会費制をとらず、運営方式そのものも従来の同窓 会方式とは異なるかたちをとることができないか模索中である。当面、事務局は下記に置 かれる。
〒152-8552
東京都目黒区大岡山12-12-1
東京工業大学建築学科仙田満研究室
Fax 03-5734-2923
(41回生・伊藤公文)
昭和29年、湘南高校のバレーボール部OB会が発足、現在は「湘南バレーボール部湘友 会」として男女合わせて600名を越す会員となり、毎夏現役の合宿中に母校で総会を開き、 現役の激励と会員の親睦を図っています。会員にはバレー部湘友会報を年1回発行してい ます。昨年の第52回かながわ・ゆめ国体では藤沢を中心にバレーボール会場になりました が、半世紀前に湘南高のバレーボール部が第2回(金沢)、第3回(福岡)と2年連続で神奈 川県代表として出場したことが感慨深く戻ってきます。当時は学制改革により、旧制中か ら新制高に移行した時でもありました。そこで、かながわ国体にあやかり当時活躍した OB(22回〜27回)が、平成10年11月7日に藤沢のにはやで懇親会を開催。22名中、出席 12名、欠席15名、物故者5名という状況で、半世紀の月日を示しております。当日は、 思い出話に時間を忘れましたが、中でも昭和23年の全日本バレーボール高校男子選手権大 会に出場したことが話題になりました。会場は甲子園コート、参加23校と覇を競い、北信、 四国、近畿代表を連覇、決勝で東海代表に負け長蛇を逸した事が昨日のように語られまし た。当時のエース、大隈(24回)、根本(24回)、井上(25回)達が話題の中心でした。当時 の9人制から6人制に変わりましたが、昨今は現役の努力にかかわらず、県下の優勝から 遠ざかっており、大型選手を揃えて県大会優勝を願いつつ散会した次第です。 (25回・田中勉)
トピックス | 41-08 |
謹啓 ご無沙汰いたしておりますが、…中略…
過日の大学入試センター試験の会場に私共の大学も会場となり、私も試験監督官を勤め ました。その折、監督官の休憩時間に同僚の教官が明かした感想は、実に印象的なもので した。彼は自らの目でつぶさに見続けた湘南高受験生の有能ぶりとマナーのよさを褒め称 えて「21世紀の未来を彼らのような優れた若者にぜひとも託したい」と半ば興奮気味に語 りました次第です。
実際現場で目にした状況をいくつか拾ってみますと、例えば問題用紙・解答用紙の配布 や回収というやり取り行為に際し、湘南高生の大方は丁重で、しかも時にはちょっとした 会釈を交えたやり取り行為すらを示し、また係官の負担を減らすべく能動的な素早いある いは気を利かせたやり取りを心がけておりました。さらに、帰りがけにふと出くわした生 徒の中には、ありがとうございましたと挨拶する者さえも少なからずおりました。これら は、彼らの受験態度が、決して単なる受験行動の水準にとどまっているものではなく、知 的行為ないしは教養としての「心の発露」、「精神の発揮」を見事に伴っているものであり ました。
小中学校ばかりでなく、高等教育の場でも「授業崩壊」の予兆すら垣間見られる今日に あって、彼ら湘南高生のこのような自発的な協力心や礼儀正しさなどの一連の品格のよさ や有能ぶりは際立った対照を示し、センター試験期間を通じて頻度高く見受けられたが故 に、教官の中には感心ばかりでなく感動すら覚えることになったのでしょう。 知恵と合理性の20世紀から、心と癒し・エコロジーの21世紀と見なし得る社会哲学の 上で、母校の後輩達の進学パワーの不甲斐なさを少々嘆いておられる先輩諸氏にあっては、 新たな視点から彼らの今後の成長ぶりを暖かく誇りをもって見守っていただくのもいかが なものでしょうか
冗長になりましたが、近頃忘れっぽくなった私の心の記憶ノートに、久々に刻印された 非日常的な一コマをご披露させていただきました。それでは…… 後略
註:この記事は、37回生のA教授から30回生のB先輩に宛てられた書簡の一 部です。内容に感動されたB氏から本部に届きましたので、該当部分を抄録し ました。紙面の都合で、要約部分があることをご容赦下さい。教養と品格、高 邁な湘南スピリットの伝統が新世紀につながることを祈りつつ…。 (事務局)
今年の統一地方選挙で、石原慎太郎東京都知事が誕生、同日に再選された岡崎洋神奈川 県知事もOB、ということになったので、神奈川近辺のOBの首長をリストアップしてみ ました。(平成11年4月時点の情報による)
岡崎 洋 25回生 神奈川県知事
石原 慎太郎 27回生 東京都知事
相馬 晴義 20回生 相川町長
片野 一雄 25回生 大磯町長
澤田 秀雄 27回生 横須賀市長
竹内 謙 34回生 鎌倉市長
内海 重忠 38回生 御殿場市長
この他にも、国会議員では、葉山峻(27回)、亀井善之(30回)、池田元久(34回)の3 君が衆議院。また神奈川県会議員では、江田実(28回)、番場定孝(34回)、小泉親昂(39 回)、水戸将史(56回)の4君が今年の地方選で選ばれている。
湘友会としては、頼もしいことですが、地域によっては「湘南は やりすぎ」という声も あるようです。自慢めいていうのではなく控え目に、より良い政治のためにがんばれと言 っておきましょう。 (事務局)
臨済宗妙心寺派専門道場として知られる岐阜・瑞龍寺住職、滴翠軒清田保南老大師(36回、 旧清田保男君)は、4月25日、妙心寺派最高の法階である歴住職に就かれ、浦雲保南と号 することとなった。(注:歴住職は複数おられ、その中から選ばれた一派の管長が同寺住職 を兼ねる)
新命住職入寺の儀式、開堂式典は、3日間にわたる大がかりなものである。最終日25日 は、関連寺院の住職ら約300名、一般参列者700余名が見守り、洪鐘・大鐘が交鳴する中、 妙心寺大伽藍一杯に進められた。やがて式典は法堂で行われた祝聖上堂でクライマックス を迎える。狩野探幽の大天井画「雲龍図」の下、須弥座に登座した新命住職の唱語(宣誓) が凛として響き渡った。
同師は、母校卒業後出家し、2年の専門教育、13年にわたる専門道場での修行の後、鎌 倉・長寿寺を経て瑞龍寺住職を務めてこられた。一派修行僧の指導に当たるほか、他寺院や 一般に向け、座禅や法話を通じ精力的に布教、指導にあたってこられた。岐阜・正眼寺も同 派に属する。 (36回 鈴木直人)
湘南紳士録 荒間蒼海 第36話 | 41-09 |
おしらせ | 41-10 |
湘友会の事務所が開かれてから2年余りが経ちます。事務所には月・水・金の午後1時〜4 時の間、担当が詰めて、湘友会の事務にあたっています。湘友会に関するお問合せは、当 事務所にいただくのがもっとも確実です。
事務所の広さは約30u、同期会・クラス会・支部の打合せなどにぜひご利用ください。場 所は、藤沢駅と母校を結ぶ昔の湘南通りの中間、小田急ガード脇、神奈川トヨタ真向かい の3階建てビルの3階です。道に向かって3階の窓に湘友会と書いてあります。
〒251-0053 藤沢市本町3-1-3 湘南ビル301
Tel&Fax 0466(50)0386
昨年もご案内しましたが、湘友会会員有志の間にインターネットを使った情報交換の場、 メーリングリストがあります。仕事の息抜きの話題であったり、遊びの話などさまざまな 話題が飛び交います。この輪が広がれば、海外留学や海外勤務されるような場合も有効で しょう。加入希望の方(湘友会員に限る)は
Majordomo@shonan.dhs.org -----@
(アメリカのドメインなので国コードはありません)
宛てに以下のコマンドを送って下さい。
Subscribe shonan@shonan dhs.org [あなたのメールアドレス] end
確認のやり取りがあって間もなく加入できます。参加や維持費は無料です。加入後の情報 の送り先は
shonan@shonan.dhs.org
です。加入申込みはこれでなく上記@ですから間違えないように。加入がすむと、自然に メールが届き始めます。
お願い 湘友会のホームページを計画しています。製作にご協力いただける方、事務局ま でご連絡下さい。
事務局から | 41-11 |
昨年から新スタイルに変えた会報を、コンピューターの操作上の便宜で、又もや横書き スタイルに変更しました。これで定型としたいのですが、今後A版への紙サイズ変更があ るかもしれません。
湘友会の会務をお手伝いいただけるボランティアを募っております。事務局までご連絡 下さい。
毎年3月末までに届いた同期会やクラス会などの連絡記事は、会報に掲載できます。連 絡先明記の上、A4版用紙に記事や写真などをまとめて事務局に直接お送り下さい。
来年の総会運営は卒業年次末尾0の方々が中心になります。30回生、40回生、50回生 の皆さん、よろしくお願いします。
添田徳積7・澤昌男22・堀田暁子28・深川和子29・二宮毅30 鈴木直人36・宮代昭子36・大谷昌夫37・長沢郁夫49